花の白山 フラワーウォッチング
2018年 08月 02日
石川県にある日本百名山の白山は花の多い山で有名で、和名でハクサンのつく植物は18種もあるそうです。
私は何回も登っているのですが、嫁さんは1回も登っていません。
以前から白山の花が見たいと嫁さんは言っていたのですが、登山口から山頂まで往復するのにはコースタイムで9時間ぐらいかかります。
根性のない嫁さんには到底ムリですので、花の多い観光新道で黒ボコ岩まで登り、山頂には行かずに一般コースの砂防新道で下山するルートを選択しました。
7月30日(月)に登りました。
平日ですので、登山口の別当出合までマイカーでは入れます。
上の駐車場は満車で、一番下にある駐車場に停めました。
平日の朝7時前なのに駐車場には車がかなり多いです。
階段を登って登山口を目指します
オオウバユリが咲いていました
別当出合の登山口に着きました
土日祝にはマイカー規制で登山バスしか入れません。
ほとんどの人は道の整備されている砂防新道から登るのですが、私達は左側の観光新道から登りました
観光新道は、人が少なくて気持ちの良い森の中を登ります。
ですが、けっこう急な登りです
ヤマアジサイ
ソバナ
ノリウツギ
所々で石段があります
見上げるような大きなシシウド
大きなブナ
これまた大きなダケカンバの木
別山とそれにつながるチブリ尾根
シモツケソウ
ヨツバヒヨドリ
越前禅定道からの稜線に出ました
この日、石川県かほく市が37.7と全国で1番暑かったのです。
森林限界を超え、ここからは日差しを浴びまくりで暑いです。
ハクサンシャジン
ハクサンボウフウ
ヤマハハコは色んな所にたくさん咲いていました
赤トンボがいっぱいいましたよ
茎に毛が無いので、たぶんミヤマシシウド
何でしょう?
カニコウモリ
オオシラビソのでっかい松ぼっくり
オオシラビソに止まるウグイス
赤トンボも写ってます(^^)
ミヤマアキノキリンソウ
シナノオトギリ
仙人窟
通り過ぎた所から仙人窟を振り返る
ハクサンオミナエシ
格好いい白山釈迦岳
山頂近くの大汝山
別山
クガイソウ
紅白のシモツケソウ、白は珍しいです
前に登った時には無かったのですが、御嶽山の噴火以降に建てられたのでしょうね
登ってきた稜線
ミヤマリンドウ?
イブキトラノオはいっぱい咲いていました
キヌガサソウ
エンレイソウのつぼみ
ミヤマキンポウゲ
クルマユリ
殿ヶ池避難小屋
5年前に登った時には建築中でした。
中はまだきれいですが、トイレは故障していて使用禁止でした。
カラマツソウ
ハクサンタイゲキ
タカネマツムシソウ
タカネナデシコ
赤くなって可愛いオンタデ
カライトソウ
タテヤマウツボグサのつぼみ、右奥に咲き始めています
タカネマツムシソウとハクサンシャジンのコラボ
コウゾウリナ
ミヤマシシウドが斜面にいっぱいあります
天然の寄せ植え
オタカラコウ
ハクサンフウロ
ノハラアザミ
赤トンボがまだいます
ミヤマシシウドと別山
ニッコウキスゲはもう終盤でした
「馬のたてがみ」という場所
ここから一気に登ります
蛇塚
シナノキンバイ?
ミヤマタンポポ
バイケイソウ
お花畑
目的地の黒ボコ岩
さらに1分登って弥陀ヶ原に着くと景色が激変します。
山頂が見えていますが、今日はここまで・・・
ミソガワソウ
弥陀ヶ原のコバイケイソウがキレイでした
黒ボコ岩まで戻って、砂防新道で下山します。
暑くて水分をたくさん消費してしまい喉が乾いていましたが、黒ボコ岩のちょっと下に小さな沢がありました。
けっこう豊富な水量で、空のペットボトルにいっぱい汲みました。
冷たくて美味しいです。
嫁さん命名、「命の水」!
この辺はつづら折れに下っていきます。
登りでは1番苦しい場所です。
有名な延命水ですが、雨が降ってないのでチョロチョロしか出てません
ヨツバシオガマ
ハクサントリカブト
大きな甚之助避難小屋、トイレや水もあります
センジュガンピ
黄色いホトトギスのタマガワホトトギス
ナナカマドの紅葉が始まってました
対岸の大きな不動滝
中飯場にはトイレがあります
休憩スペースもありました
ダケカンバの森
下ってきて吊橋を渡りますが、高所恐怖症の嫁さんはビビってました
別当出合に帰って来ました
朝7時前に別当出合下の駐車場を出発して、車に戻ってきたのは夕方6時を過ぎていました。
嫁さんの足が遅いので、弥陀ヶ原までしか行っていないのになんと11時間以上もかかってしまいました。
嫁さんは疲れ切ってしまい、足がちぎれるほど痛い(^^)と言っておりました。
どんどん追い抜かれていき、元気なお年寄りにも抜かされました。
登っている時には、「もう来ないと思う」と言ってましたが・・・
ところが嫁さん、2・3日経つと「花があまりにも素晴らしかったので、大勢の人が白山に魅せられて登るのが分かる気がする」と言い出しました。
そして、「室堂の小屋に泊まれば山頂までいけるかも?」ともう言っております(笑)