鈴ヶ岳の遭難   

2018年 05月 15日
6日の朝、「滋賀県の高い山に行く」と家族に告げてオートバイで外出された近江八幡市在住で京都市の山科消防署副署長のAさん(55歳)が、14日に鈴鹿山系の鈴ヶ岳の斜面で遺体で発見されました。

鈴ヶ岳は私も先月に登ったばかりの山で、この山の近くのミノガ峠でAさんのバイクが発見されていたので、私はずっと気になっていました。

Aさんは家族に「滋賀県の高い山に行く」と告げられていたので、私はおそらくミノガ峠から鈴ヶ岳経由で鈴鹿山脈の最高峰の御池岳へ行かれたのだろうと思っていました。

私はミノガ峠からは鈴ヶ岳へは登ったことがないのですが、いつかは行ってみたいと思っていたルートなのです。
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Aさんが行方不明になった後、娘さんがツイッターで、Aさんの目撃情報の提供を呼びかけられていました。
それによると、Aさんが鈴ヶ岳や御池岳で目撃され、その後14時には鈴ヶ岳の南東にあるヒルコバという場所のあたりで休憩しているのが最後に目撃されていますが、その後の足取りが不明でした。

ミノガ峠の登山口にも警察からの情報提供を求める張り紙が掲示されていたそうです。

6年前、この近くの御池岳のT字尾根近くで遭難した男性が6日後に生きて発見された事例がありました。

一昨年には奈良県の大峰山系でルートから滑落して足を痛めた男性が、自力でルートに這い上がり13日後に発見されて無事生還できた事例もありました。

私は、もしかしてAさんが滑落して足を痛めて救助を待っているかもしれないと思い、1日も早い発見を願っておりました。

鈴ヶ岳は、すぐ近くにある日本200名山の御池岳と違いマイナーな山で、あまりハッキリしたルートはありません。
しかも、稜線にあるルートを外れると、左右はまるで壁のような急峻な斜面になってしまうのです。

山では、ルートを間違えたと思ったら元の場所まで戻るのが、道迷いしないための鉄則です。
Aさんは消防士で捜索のプロですのでそんなことは分かっていたと思いますが、もしかして霧が発生してルートを見失われて滑落されたのかもしれません。

警察による捜索は10日に打ち切られていたそうです。
しかし、Aさんの勤務している山科消防署の方が休日返上で、毎日京都から遠く離れた鈴鹿山系にまで足を運び捜索に来られていたそうです。
そして、14日に警察と山科消防署の方とで再捜索がされ、Aさんは同僚の方に発見されました。
Aさんは、部下の方に慕われていたのですね。

Aさんは、残念ながら生きて帰ることはできなかったのですが、山科消防署の方の執念で、ご遺体を家族のもとに連れ戻す事ができました。
Aさんのご冥福を心からお祈りいたします。

今は壊れて廃車にしましたが、私も以前はAさんと同じように、バイクで登山口まで行って山に登っておりました。
今も車でですが、ほぼ毎月山に登っております。

発見されるまでのAさんの家族の方の心労は、いかばかりか・・・
家族を心配させないためにも、「より気をつけて山に登らなくてはいけない」と肝に命じました。

by k2hair | 2018-05-15 13:56 | | Trackback | Comments(0)

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