憧れの大先輩との決勝戦対決   

2017年 11月 04日
昨日、東京の日本武道館で行われた第65回全日本剣道選手権大会は、熊本県警の西村英久選手(28歳)が優勝し、一昨年の63回大会に引き続き、2回目の優勝をしました。
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決勝戦の相手は、警視庁の内村良一選手(37歳)
内村選手は全日本選手権で歴代2位タイの3度も優勝している剣道界のレジェンドです。

西村選手と内村選手は、2人とも剣道の強豪校で知られる熊本県の九州学院高校のOBなのです。

決勝戦


試合開始直後の初太刀でいきなり西村選手が小手を先取、そして6分30秒に再び鋭い小手で見事に2本勝ちしました。

この2人、同門ですが9学年も離れているので初対戦かと思いきや、3年前の第62回全日本都道府県対抗剣道優勝大会の準決勝で東京対熊本戦の5将戦で対戦していたのです。


この試合も開始直後に西村選手が鮮やかな飛び込み面を決め、その後ツキを決めて2本勝ちしました。
打突部位こそ違いますが、全日本剣道選手権の決勝戦と同じような試合展開でした。

同門対決ですと、年下の方が上の人に挑戦する気持ちでいけるので、思い切った技が出せるのでしょうね。
レジェンドと言えども、上の立場の内村選手はちょっとやりにくかったのかもしれませんね。

全日本剣道選手権の決勝の試合後の西村選手は、
「九州学院高校の憧れの大先輩と決勝で対戦できて、楽しかったです。胸を借りるつもりでやりました。
自分の今までやってきたものを全て出し切れば結果が付いてくると思い、この大舞台で勝てたことを嬉しく思います。」
と、剣道界のレジェンドの先輩を破っての優勝は感慨深いものがあったのだと思います。

大学生で唯一ベスト8に入った鹿屋体育大学の真田裕行選手も九州学院高校のOBです。
全日本剣道選手権のベスト8に3人も選手を輩出した九州学院高校剣道部も凄いですね。

内村選手は昨年はこの大会の出場を逃し、2年ぶりの出場の今回は、相当期するものがあったと思われます。
今回、初めて母校の九州学院高校の米田監督に付き添いを依頼したそうです。
決勝で勝利した教え子の西村選手に、米田監督も笑顔で握手をしていました。

内村選手は、昨年警視庁の剣道特練員を引退し、今は指導する立場になり、稽古時間が半分以下になったそうです。
それでも、気迫あふれる戦いぶりで、準々決勝、準決勝と連続で逆転勝ちをして決勝まで上がってきました。

内村選手が2回戦の延長で放った逆胴は、ホンマに凄かったです。
このビデオの4:06あたりを見て下さい。


もしも試合が竹刀での戦いではなく、真剣での戦いだったとしたら、この大会で内村選手が1番強かったと思います。
37歳にしてもなお、すべてを捨てきった思い切った打ちができるのは本当に素晴らしい事だと思います。

内村選手の技術を真似することは凄すぎてできませんが、あの捨てきった気迫あふれる打ちは見習いたいものです。

by k2hair | 2017-11-04 20:22 | 剣道 | Trackback | Comments(0)

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