台風の後の峰床山と八丁平へ |
2017年 11月 01日 |

過去最大の降水量だった今年の10月は、休日のたびに雨ばかりで山に行けたのは30日の月曜日だけでした。
記録的な巨大台風の21号が先週猛威をふるった後、今週日曜日にも台風22号が来たのでおそらく山は大荒れになっているのではないかとドキドキしながら京都府で2番目に高い峰床山に出かけました。
実は去年の12月にも嫁さんと峰床山まで登るつもりだったのですが、思わぬ積雪で鎌倉山までで引き返しました。
そのリベンジで今回は単独で登りました。
滋賀県大津市葛川坊村町の曙橋を渡った所にある、葛川市民センターの前の広い駐車場に車を置いてスタートします

少し北に進むと鎌倉山登山口があり、まず鎌倉山に登ります

最初に急坂を登って尾根に乗ります

台風の影響で、杉の枝がいっぱい落ちています

林道に出ます、横切ってその先の登山道に進みます

しばらく進むと「ブナ平」という平らで広い尾根になります

台風で木が倒れています


山では紅葉が始まっています

鎌倉山(標高950m)の山頂

展望はありません

南東に下り、峰床山に向かいます。
ここからははっきりした道ではなく、踏み跡程度になります。

千年杉と呼ばれる大きな杉
ここに来るのにちょっと迷いました。

いくつかのアップダウンをして、標高867mのオグロ坂峠に下りてきました。
この道はいにしえの鯖街道の1つで、ここはもう京都府です。

峠には祠がありました。

祠の南から西に進み、峰床山に登ります

この日1番色付いていた紅葉

台風の傷跡

峰床山(標高970m)の山頂

京都の北山方面の眺めがいいです

オグロ坂峠まで戻り、八丁平に向かいます。
水場がありました。

ブナの黄葉

京都の尾瀬とも言われる八丁平


鹿から植物を守る柵がいくつかありました

大きな杉が3本合体しています

この分岐から中村方面に向かいます

坂を登ると中村乗越
ここから西へ下ります

ここから道が細くなります

激下りして江賀谷の源流に下りました
マムシグサが実を付けています

ここから沢を5回ほど渡ります。
2週連続の台風の後で水量がメチャクチャ多く、石を飛びながら沢を渡るのに緊張します。

頼りないロープの道

最大の難所、橋が流された所で沢を2本渡り、向こう岸に行きます。
落ちて川にはまったら下流に持っていかれそうなぐらいの恐ろしい水量です。

なんとか川に落ちずに無事渡って林道に出ました。
沢の中の大きな石の上に木が生えています(驚)
ここから江賀谷沿いの林道を2.5kmほど進みます。

林道の横の沢が轟音を立てながら流れています

台風の傷跡


国道367号線の葛川中村町に出ました。
ススキがきれいです。

安曇川の対岸の植林が台風でなぎ倒されています。
国道を3kmほど北上して、駐車地の葛川坊村町に向かいました。

この日は「木枯らし1号」が吹き荒れた日で、冷たい北風がめっちゃ強かったんです。
山頂でカップ麺を食べたのですが、寒さで手がかじかんでしまって体が温まりませんでした。
山の上では、もう冬のようでした。
2週続けての台風が襲来し、木枯らし1号が吹き荒れた日で、熊よけの鈴の音もラジオの音も風や沢の轟音にかき消され、熊さんに出会うリスクもありました。
正直ビビりながらの登山でしたが、日が暮れる前に無事に帰ってこれました。
念願の京都府2番目に高い峰床山に登れて、京都の尾瀬と言われる八丁平にも行けて大満足の山行でした。
by k2hair | 2017-11-01 13:14 | 山 | Trackback | Comments(0)