東出昌大が天才羽生善治さんに激似
2016年 11月 19日
左が天才棋士の名をほしいままにした羽生善治さん。
右は、羽生善治さんに扮した東出昌大です。
もうビックリするぐらい似てますよね。
仕草も、羽生さんの特徴をよく捉えていると思います。
これは、映画「聖の青春」(さとしのせいしゅん)のワンシーンです。
この映画は、100年に1人の逸材とされる羽生善治さんと「東の羽生、西の村山」と並び称されながらも、進行性膀胱癌のために29歳の若さで亡くなった村山聖九段の物語です。
村山聖九段を演じるのは、松山ケンイチ
この映画のために体重を20kgも増やしたそうです。
村山聖さんは、幼少より難病のネフローゼ症候群という病気にかかっていたそうです。
この病気は、全身の浮腫や脂質異常症を合併することもあるそうです。
村山さんが太っていたのはこのためかと思われます。
村山さんの死の翌日に、功績を讃えて九段が追贈されました。
羽生善治さんと村山聖さんの対戦成績が6勝6敗で迎えた1998年3月のNHK杯の決勝で、2人は最後の対戦をします。
この羽生さんとの対局の5ヶ月後に、村山聖さんはこの世を去りました。
森義隆監督は、羽生さんと村山さんの最後の対局を「聖の青春」のラストシーンに選びました。
このラストシーンがホンマに凄いんです。
東出昌大は羽生善治さんになりきるために、羽生さんがこの対局で実際に使用したメガネを譲り受けて撮影に臨みました。
そして、松山ケンイチと東出昌大が実際の対局の指し手を全て記憶して2時間半もの長い対局のシーンをまったくカットなしのワンカットで撮影したのです。
監督の「カット!」の一声で「聖の青春」の撮影は全て終わりました。
撮影が終わった時に松山ケンイチは窒息寸前(本人曰く)で座ったままその場に倒れ込み、東出昌大は安堵の涙が止まりませんでした。
「聖の青春」は今日 11月19日(土)から公開です。