シロヤシオ咲く竜ヶ岳へ
2016年 05月 25日
5月23日(月)に鈴鹿山脈の竜ヶ岳に登ってきました。
この山に登るのは2回目です。
前回は、俗に酷道と言われた国道421号線の石榑峠から15年ほど前に子連れで登りました。
このコースだと1時間ちょっとで登れるお手軽コースでした。
平成23年に長さ4.2kmの石榑トンネルが開通し、以前の酷道を通らなくても滋賀県から簡単に三重県側に行くことができました。
今回は竜ヶ岳の三重県側のふもとの宇賀渓という渓谷の遠足尾根コースから登り、金山尾根から下山しました。
コース図
宇賀渓には大きな駐車場があるのですが、シロヤシオが咲く季節の週末には満車になるほどの人気のコースです。
この日は、滋賀県で初めての真夏日を記録した日で、竜ヶ岳に近い三重県の亀山市でも32.9度を記録しました。
天気予報で暑くなるのが分かっていたので、早朝5時半に家を出て来ました。
6:45分頃竜ヶ岳へ出発、まだ無料の駐車場はガラガラでした。
無料の駐車場の場合、1人200円の入山協力金がいりますが、私が行った時は平日の早朝だったからか誰にも徴収されませんでした。
隣に500円の有料駐車場がありました。
最初は林道を歩きます
龍の雫(しずく)という名水がありました
林道を20分ほど歩くと、遠足尾根の入口に着きました
杉林の中、めっちゃ急なつらい登りが続きます
突然、岩山が現れました
この岩山を抜けるとまた杉林になり、しばらく頑張ると美しい自然林の稜線に出ます
いい感じの尾根道です
山頂が見えてきましたが、まだまだ遠いです
真っ白な花を付けた大木が見えます。
でもシロヤシオではなさそうですが、何でしょう?
こちらがシロヤシオです
ちょっと花は終わりかけ
このヤマツツジは満開でした
シロヤシオ
いっぱい咲いてます
あ~、なんて素敵なところでしょう。
ここまでのしんどい登りが報われました。
最後の急斜面を頑張ると竜ヶ岳(1099m)山頂に到着です
山頂はさえぎるものが何もないので、360度の大パノラマです。
遠くに見えるのは、3月に登った鈴鹿山脈の最高峰の御池岳
肉眼では伊勢湾は見えていましたが、写真では霞んでいます
さっき登ってきたシロヤシオの群れ
シロヤシオが満開の時にはもっと真っ白になるので、羊の群れにたとえられます
帰りは、遠足尾根の手前の金山尾根から下ります
金山尾根も遠足尾根同様にかなり急でした。
ようやく金山尾根分岐に下り着きました。
左へ下れば駐車場に戻るのですが、右の長尾滝が気になります。
あまり滝があるなんて下調べもせずに来たのですが、ちょっと行ってみます。
こちらは今までのルートと違ってそれほど歩かれていないようですが、とりあえず行ってみます。
20分ほどで、五階滝という豪快な滝(ダジャレみたい)に着きました。
全貌は見えないのですが、おそらく五段の滝になっているのでしょうね。
長尾滝という滝はまだかなり先のようです。
轟音の五階滝を見られて満足したので戻ります。
先ほど下りてきた、金山尾根分岐のすぐ近くにある魚止滝
この宇賀渓本谷の水が透明でめっちゃキレイです
台風(?)で流された、白滝吊り橋は丸太橋になってました。
橋を渡ると林道に出ましたが、一般車は通行止めです。
ほんの少しで朝に登った遠足尾根の分岐に着きました。
ここから林道を20分歩いて駐車場に着きました。
かなり早起きした甲斐があって、真夏日でしたが恐ろしいほどは暑くはなかったです。
ただ、私が下山中にすれ違った登りの人達は、暑くてしんどそうでした。
竜ヶ岳の山頂付近は、日陰が全くないので暑い日は早めの出発がいいと思います。
登りに使った「遠足尾根」とは楽しげな名前が付けられていますが、実際にはかなりしんどい登りのコースです。
でも、素晴らしい眺めと、少し遅かったのですが羊さんの群れにも出会えて大大大満足の山行でした。