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奇石の山 金勝山(こんぜさん)周回

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先週の月曜日に湖南アルプスのひとつ金勝山(こんぜさん)に久しぶりに登ってきました。

このあたりの山は、もろい花崗岩でできている上に、奈良時代から寺社仏閣の建立のために多くの木が伐採されすぎて禿山となりました。
金勝山に多くの雨が降ると、禿山のために多くの土砂が下流の草津川に流れ込み、川床に堆積した土砂のために、草津川は天井川となりました。
今も旧草津川の下を、JR東海道線や国道1号線が通っているのは有名です。

金勝山の登山口は、上桐生のバス停と龍王山の山頂近くの駐車場があるのですが、今回は龍王山の山頂近くの駐車場から登りました。
ここへ向かうのには、県道栗東信楽線にある、道の駅「こんぜの里りっとう」の向かい側の林道を斜めに登っていきます。
「アグリの郷栗東」というよく似た名前の道の駅もあるのですが、それとは違います。

やや狭い林道をずんずん進むとやがて強烈なヘアピンカーブに差し掛かります。
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ここを目的地の左に曲がるのは困難なので、ひとまず右に進むとロータリーがあるので、それを利用してUターンして坂を登っていきます。
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どんどん進むと右側に古いお寺の金勝寺(こんしょうじ)があります。
以前は無人の寺で自由に入れたのですが、今は管理をされていて500円要ります。
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もう少し進むと車が10台ほどおける駐車場に着きました。
この駐車場の標高で589mもあります。
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実はこの駐車場は金勝山の最高点である龍王山の山頂にほど近いのです。
この駐車場からもいい眺めが得られるのですが、この時間は少し曇っていました。
有料の望遠鏡が設置されていました。
以前にはなかったです。
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ここから歩き始めます。
しばらくは樹林の中を進みます。
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やがて登山道はこの山特有の細かい砂礫の道になってきました。
ただ、とても整備されていますので歩きにくくはないです。
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登山口から7分ぐらいであっけなく龍王山の山頂に着きました。
祠があります。
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祠の裏からアルプスっぽい金勝山の岩尾根が見えます。
その後ろに競走馬を調教する栗東トレセンが見えます。
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登山道を挟んで反対側をちょこっと登ると龍王山(標高605m)の三角点があります。
龍王山は金勝山の最高点で、金勝山とはこのあたりの山の総称です。
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花崗岩が風化した道を進みます。
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しばらくすると茶沸観音(ちゃわかしかんのん)という鎌倉時代の作と伝わる小さな観音様がありました。
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すぐに白石峰(標高580m)という三叉路に着きます。
ここにはベンチがあります。
ここから天狗岩方面に向かいます。
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天狗岩方面へはだんだん下っていくのですが、いきなり階段の下りがあります。
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この辺から面白い形の大きな岩が現れ出します。
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岩と岩の間を通ります。
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耳岩とうちゃこ~!
後でここに戻ってきます。
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高い所が好きなので、耳岩によじ登ってみました。
新名神が見えます。
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これから向かう天狗岩
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天狗岩の登り口に着きました。
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難しそうなのですが、よく見ると矢印が書いてありそれに従い登ります。
ルートさえ間違わなければ子供でも登れます。
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まず、天狗岩の隣の岩に登って天狗岩を見上げました。
人が登ってます。
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天狗岩の上は4畳半ぐらいの広さがあります。
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琵琶湖も見えているのですが、写真では霞んでいてよく判りません。
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ここまでは一般的な登山道なのですが、ここから先を歩く人はかなり減ります。(ちゃんと道はあります)
この先9/19~11/10まで入山禁止と書いてありました。
多分、松茸が採れるのでしょうね。
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岩場の急な下りで滑りやすいです。
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大きな岩、どうやって積まれたのでしょうね?
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分岐点にきました。
まっすぐ進めば鶏冠山ですが、展望がないのでスルーして左の落ケ滝方面に向かいます。
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ここからは沢沿いの登山道になるのですが、時々水の流れが道になっているところがあります。
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岩盤の上を歩きます。
天然のアドベンチャーです。
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落ケ滝への分岐点に来ました。
滝までは5分で着きます。
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落差18mの落ケ滝につきました。
花崗岩の岩肌を滝が流れ落ちています。
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滝への分岐点に戻り、さらに山を下ります。
たまみずきの道という車椅子でも森林浴ができるという遊歩道が横切っています。
標高220mまで降りてきました。
たまみずきの道を左折します。
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ほぼ水平のたまみずきの道を1kmほど進むと左に天狗岩線への道標があり、先ほど通った耳岩を目指して登ります。
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この辺は大津市営の一丈野キャンプ場の敷地内にもなっています。
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非常に美しい流れに沿って登山道があります。
沢沿いに登っていきます。
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この先の沢がキャンプ場の水源になっていて、パイプで水が引き込まれています。
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古い石積みの堰堤がいくつもありました。
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目指す天狗岩方面の稜線が見えてきました。
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T2というポイントに来ました。
ここから水晶谷線からの登山道と合流します。
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天狗岩の稜線の支尾根を登って行きますが、けっこう辛い登りです。
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かなり急で滑りやすい岩場をロープにつかまりながら登ります。
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やっと耳岩に戻ってきました。
標高の高い登山口からスタートして、既にかなりの疲労を感じてきた後半での登り返しははしんどかった~~~!
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ここを右に曲がり、白石峰に戻り、龍王山を経由して最初の駐車場に戻りました。

コース概念図
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駐車場⇒龍王山⇒白石峰⇒耳岩⇒天狗岩⇒落ケ滝分岐⇒落ケ滝⇒たまみずきの道を左へ⇒
一丈野キャンプ場から天狗岩線へ⇒耳岩⇒白石峰⇒龍王山⇒駐車場

金勝山は展望もよく、大きな岩の奇観の連続や美しい沢や滝もあり、変化に富み非常に面白い山です。
一丈野キャンプ場から天狗岩線のコースは、あまり歩かれてはいないのですが美しい沢沿いのコースで、とても面白いコースでした。
しんどかったけど楽しかったです。

登山口

Commented at 2022-05-25 07:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 琵琶湖 at 2022-05-25 07:07 x
琵琶湖
Commented by 種田ちえり at 2022-05-25 07:08 x
上杉裕世
by k2hair | 2014-09-14 09:14 | | Trackback | Comments(3)

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