関西百名山 三十三間山
2014年 03月 26日
快晴の月曜日、滋賀と福井の県境にある三十三間山に登ってきました。
三十三間山という変わった名前は、京都の三十三間堂を建てる時にこの山の檜を使ったことが名前の由来だそうです。
先週の金曜日に近江八幡ではみぞれ混じりの雪が降り、山では雪が復活しているだろうと思って出かけたのですが・・・
国道367の鯖街道を朽木から熊川宿を過ぎてから国道27号線を敦賀方面に向かいます。
緩やかな倉見峠を過ぎてしばらく進むと、登山道を示す大きな看板があります。
大変人気のある山のようで、登山口にはトイレと大きな駐車場がありました。
登山口には11時20分と遅い時間に着いたのですが車は私の車だけで、山でも誰にも会いませんでした。
登山口に案内の看板がありました。
琵琶湖の絵が描いてあるのですが、山の上からは琵琶湖は霞んでまったく見えませんでした。
最初はこの林道からスタート
鹿よけのフェンスがありました。
左側に人間用の扉があって、跳ね上げ式の鍵を開けて入ってまた閉めます。
住居跡の石垣がたくさんありました。
この辺りには昔は集落があったようです。
やがて林道はきれいな沢沿いに進みます
滝が連続する場所がありました
今の季節は雪溶けで水量が多く、奥の滝はかなりの迫力でした
土石流の後がありました。
どちらに進むのか、ルートが判りにくいのですが、真っ直ぐに進むのが正解です。
最後の水場です
ここで左に沢を2本渡り、登山道は沢から離れます。
大きな杉が林立する急斜面に上がります
やがてトラバース気味になり登山道らしくなってきました
鹿さんの糞がたくさん落ちていました
登山口にフェンスもある事ですし、よほどたくさん生息しているのでしょうね。
この日は鹿の姿は見ませんでしたが、鳴き声は聞こえました。
ようやく視界が開けたところまで登ってきました
この辺りには大きな松がたくさんあります
夫婦松と言われる松の木がありましたが、残念ながら枯れてしまっていて片方の幹は切られていました
ミズナラがでてきていい感じの尾根になってきました
滋賀と福井の県界尾根が近づいてようやく雪が出てきました
稜線の手前に風神と言われる場所があります
この表示の10m先に風神さんがありました。
昔、麓の村で疫病が流行った時に行脚中の僧侶が村にあった石塔を山の上に祀れと言って去ったそうです。
村人がこの地に運び上げて供養したところ、疫病は治まったそうです。
いよいよ県界の稜線に出ました。
正面に高島トレイルの最高峰の三重嶽(さんじょうがたけ)がド~ンと現れました。
三十三間山の山頂へはルートを左にとります。
山頂が見えます。
まばらに雪が残っていて歩きにくいです。
左手に三方五湖が見えているのですが、霞がかかって写真ではよく分かりません。
琵琶湖も見えると聞いていたのですが、快晴にもかかわらずまったく見えませんでした。
山頂間近になってようやく雪がたくさん出てきました。
三十三間山842.3mの山頂に到着!
県界の稜線を振り返ります。
稜線の左側が滋賀県、右が福井県です。
帰りは同じルートを帰りました。
この日も暑くてずっと上着なしで大丈夫でした。
もっと雪のびっしり付いた稜線を歩きたかったのですが・・・
滋賀近辺の山ではこのところの暖かさで雪解けが急速に進んでいますね。
先週登った金糞岳は別格として、そろそろ雪山の賞味期限も迫ってきているようです。