比良山系 天空の白き登山道(その2)
2014年 02月 28日
そこまでのレポートはこちら
権現山から稜線を北上し、ホッケ山から小女郎ヶ池を目指します
この辺りは、琵琶湖とはわずか5kmほどしか離れていません。
この縦走路は、右手に琵琶湖を臨む、まるで天空の登山道です。
雪の稜線もいい感じです
ホッケ山山頂に着きました。
よほど風が強いのか、山頂部だけ雪が吹き飛ばされています
ホッケ山山頂はさえぎる物もなく、360度見渡せます。
先ほど登って来た権現山を見おろします。
正面右側の山がびわ湖バレイスキー場の頂上部の蓬莱山、左側の台地には小女郎峠と小女郎ヶ池があります。
小女郎ヶ池に向かいます
いい感じの場所です
小女郎峠の近くにお地蔵さんがおられました
小女郎峠
峠の西側の小女郎ヶ池に着きました。
池は凍っていて雪の下にあります。
夏はこんな感じの場所です
ここ、池の上です
小女郎ヶ池からは西側の坂下集落に下りました。
今までの縦走路とは違い、踏み跡があまりありません。
地形図をにらみながらルートを探しますがトレースが無くなる時もあります。
時々動物の足跡があります。
先行者のトレースを見つけてホッとします
北に比良山系の主峰の武奈ヶ岳が見えます
目印の赤テープを探しながら樹林帯の尾根道を西に下りていきます
面白いつららを発見!
下っていくと杉林の中に入って行きました
この辺りから膝まで雪を踏み抜くようになってきて、時々股の付け根まで雪にもぐります。
輪かんじきもスノーシューも持たずにこのルートに入ったのを少し後悔しました。
下山路で初めて小さな標柱を見つけ、ホッとします
どんどん下っていくと、沢に出ました。
この沢を渡ります。
ようやく坂下の集落が見えてきてホッとしました
車道に出て左に進むと国道に出合いました
駐車地まで約40分の車道歩きです。
トンネルの歩道を歩くのですが、結構狭くて怖いです!
ようやく最初の駐車地に到着
小女郎ヶ池から坂下集落への道は道標が少なく、尾根道やジグザグの降下、トラバースや沢沿いなどとルートが判りにくいので緊張しました。
小女郎ヶ池から坂下集落へのルートは、トレースのない時は自信がなければ権現岳を経由するルートを引き返した方がいいと思います。
この日は軽アイゼンを持って行ったのですが、使う場面はなかったです。
権現岳から小女郎ヶ池へのルートは、琵琶湖をすぐ下に眺めながら進む天空の登山ルートです。
特にホッケ山の360度の眺望は素晴らしかったです。
お天気がいい時は最高の眺めですが、稜線の上ですので風が強い時は雪庇もあるので注意が必要です。