ヒロシマ・モナムール
2013年 08月 09日
1945年つまり昭和20年8月6日8時15分17秒、アメリカ陸軍航空軍所属のエノラ・ゲイ号は原爆リトルボーイを人類で初めて投下しました。
アルカトラスというバンドが演奏している「ヒロシマ・モナムール」という曲は、その愚かな行為を諌める歌です
イギリス生まれでその後アメリカに移り住んだヴォーカルのグラハム・ボネットは、歌詞の中で
「私の愛するヒロシマよ!
われらの顔につばを吐きかけ、われら全てをののしる行いを、許し給え」
と歌っています。
ベトナム戦争を描いた映画「プラトーン」の脚本を書き、監督をしたオリバー・ストーン氏が先日来日し、広島を訪れ広島平和記念資料館を見学し、6日の平和記念式典に参列しました。
アメリカでは、「原爆が終戦を早め、それ以上の犠牲者を防いだ」と言われていました。
オリバー・ストーン氏も最初はそう思っていたそうです。
しかし現在は、それに対して「米国が創り上げた神話。全くのうそだ」と強調。
広島平和記念資料館の見学後、「広島を忘れてはいけない。正しく記憶しておく必要がある」と述べています。
広島平和記念資料館は、昨年度の外国人観光客の訪問満足度が日本で最も高い訪問地だったそうです。
私も中学校の修学旅行で訪問しましたが、被爆した人たちの目を背けたくなるような写真や展示物が多くありました。
日本は原爆を投下された世界で唯一の国です。
そして今日は、68年前に長崎に原爆が投下された日です。
オリバー・ストーンさんは、長崎そして悲惨な戦地となった沖縄も訪問するそうです。
今、日本だけではなく世界の人々も原爆投下の正当性に疑問を感じ始めているのではないでしょうか。