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中学の柔道の授業での怪我、滋賀県内で47件も

昨年度から全国の中学での学習指導要領が変更になり、武道の授業が必修化されました。
滋賀県内では、100校の中学のうち重複する分も含めて、74校が柔道、31校が剣道を選択したそうです。

京都新聞社の調査で、柔道の授業での怪我が、昨年度だけで滋賀県内で47件もあったそうです。
ちなみに剣道での怪我は報告されてません。
柔道の授業の怪我の中には、骨折が5件もあり、大半の怪我は頭部の打撲と足や腰の捻挫で、受け身や寝技の練習中の怪我がほとんどだったそうです。

2000年~2009年度(10年分)の、中学校の部活動における10万人あたりの死亡事故発生率は、柔道が2.376で、2番目のバスケットの0.371と比べても断トツで多いです。

近江八幡市の八幡西中では剣道の授業を選択しているそうです。
今の授業用の剣道の防具はよくできていて、面は紐ではなくマジックテープで固定、頭に巻きつける手ぬぐいもスッポリと帽子のように簡単にかぶれるようにできています。
いちいち紐の結び方から教えていたら、授業する時間がなくなりますから合理的にできているな~と感心しました。

剣道では、当たり所を外れても痛いだけで、急所は防具で守られているので、死ぬことはめったにありません。
ただ、過去に竹刀が割れて面の金の隙間から目に刺さり脳に達して死亡したことがあると聞いたこともあります。
最近の面は透明の強化プラスチックで目の部分を守っているのもありますので授業用の面もそうなっているのかもしれません。
剣道は防具を一式揃えるのに学校の負担が大きいのですが、柔道よりも安全に授業が出来ると思います。

オリンピックでも、日本の柔道の選手がガッツポーズをするのを時々見ましたが、剣道でそんなことをすると一本を取り消されます。
それは相手の気持ちをおもんばかるという武士道精神によりそのような行為は禁ぜられているのです。
授業によって、相手を尊重することを学ぶなら剣道がいいと私は思います。
ただ、剣道を指導できる教師が、今現在大変少ないのが実情です。
文科省も安全な武道の授業を目指すなら、今後剣道を指導できる人材の育成にいち早く取り組むべきだと思うのですが・・・
by k2hair | 2013-05-15 06:41 | Trackback | Comments(0)

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