看板の掛け替えか?
2013年 01月 22日
体育科(定員80人)とスポーツ健康科学科(同40人)の計120人分が、普通科に変更されることとなった。
変更された分の普通科の受験科目は英数国とスポーツの実技と、従来の体育系2科と同じ。
体育系2科から新たに普通科となる120人は、従来ある普通科とは分けて、スポーツに特色あるカリキュラムを組んでいくそうだ。
普通科が2つあって、「普通科A」と「普通科B」みたいなふうになるのでしょうね。
ということは、結局今までと変わらず、「体育科という看板をただ(体育系普通科)に掛け替えだけのじゃないの?」と思うのですが・・・
橋下市長は、この決定を「素晴らしい決定」と歓迎していた。
昨晩、体育科の運動部の元キャプテン8人が大阪市役所で会見した。
元キャプテンたちは、桜宮高校体育科が無くなる事に納得がいかないことを主張していた。
桜宮高校の体育科は、24年度の入試で2倍近い競争率があり、在校生はそれを勝ち抜いて入学している。
彼ら彼女らの会見で、体育科の生徒が「桜宮高校体育科」に強い誇りを持っていることがよく伝わった。
結局、橋下市長の「鶴の一声で」下された今回の決定は、桜宮高校体育科に魅力を感じ受験しようとした受験生だけではなく、在校生の心にも大きな風穴を空けてしまったことには違いない。