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被災地への思い 演歌「恋し浜」

山登りする時によくラジオを聴きながら登るのですが、月曜日に山登りした時に聴いたラジオで演歌歌手の大沢桃子さんのことを紹介していました。

大沢桃子さんは、岩手県大船渡市の出身で、演歌では珍しいシンガーソングライターだそうです。
大船渡市は、震災の津波で大きな被害を受けました。
大沢さんが、2月に被災地への思いを込め、新曲「恋し浜」という曲を発表しました。

歌手:大沢桃子 作詞:なかむら椿 作曲:幸耕平

もしもあの日に 戻れるならば
波よ返して 想い出を
海を憎んだ訳じゃないから
せめてもう一度 帰りたい
ここで生まれて ここで育った
忘れられない 町だから
恋しくて 恋しくて カモメが啼いた
恋しくて 恋しくて 私も泣いた
夕日に染まる・・・恋し浜

たとえ夢でも 逢いたいけれど
海を見つめて 呼びかける

声も仕草もこの目に浮かぶ
今もあなたが 居るようで
空の向こうに 遠い故郷
汐風(かぜ)が歌うよ 子守唄
恋しくて 恋しくて カモメが啼いた
恋しくて 恋しくて 私も泣いた
星降る夜の・・・恋し浜

ここで笑って ここで過ごした
忘れられない あの頃が
恋しくて 恋しくて カモメが啼いた
恋しくて 恋しくて 私も泣いた
朝日が昇る・・・恋し浜

作詞のなかむら椿という名は大沢桃子さんの作詞家としてのペンネームです。

岩手県大船渡市の三陸鉄道南リアス線に、恋し浜という名前の駅があります。
この駅は、もともと小石浜駅という駅名だったのですが、「恋し浜」というホタテのブランドができたことがきっかけで、「恋し浜」の知名度向上を狙う漁業側とロマンティックな駅名で集客向上を狙う鉄道側の考えが一致し、恋愛成就の地として駅名を平成21年7月20日に恋し浜に変更しました。
被災地への思い 演歌「恋し浜」_d0231858_1151356.jpg


神社の絵馬のように恋愛成就の願いを込めてホタテの貝殻に願い事を書き、駅の待合室にぶら下げると恋の願いが叶うそうです。
被災地への思い 演歌「恋し浜」_d0231858_11562829.jpg


しかし、三陸鉄道南リアス線は震災の影響でいまだに運休していたままです。
震災の傷跡がいかに大きかったかがうかがえます。

演歌「恋し浜」は、震災で被害にあった故郷への思いが込められた鎮魂歌です。
歌詞がじ~んと胸に響きます。
by k2hair | 2012-05-09 07:01 | 震災 | Trackback | Comments(0)

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