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京都の祇園暴走事故に思う

先週の祇園の暴走事故、多くの人を撥ねながら軽ワゴン車が暴走していくという凄惨な事故でした。
事故を起こした藤崎容疑者は、てんかんの病気を持っていたそうだが、藤崎容疑者の乗った軽ワゴン車が、最後に電柱に衝突する前に当たられたタクシーのドライブレコーダーに最後の運転の様子が撮られていた。


この映像を見ると、私には藤崎容疑者が明かにハンドル操作をしているようにみえる。
前の赤いタクシーを追い抜いたあとに、その前の白い車を右にかわしている。
もし、藤崎容疑者に事故の時にてんかんの症状が出ていたならこのようなハンドル操作はできないと思う。

藤崎容疑者は、事故の少し前にてんかんの症状があることを隠して運転免許証を更新している。
藤崎容疑者の主治医も絶対に車の運転をしてはいけないと強く言っていたという。
藤崎容疑者の姉がテレビ局の取材で述べていたが、事故を起こす数日前に家族の前で藤崎容疑者に運転はもうさせないことを約束させたと言っていた。
そして、配達業務をしなくてはならない今の仕事も辞めさせるように説得して、藤崎容疑者は勤務先に「辞める事を伝えているはずだ。」と述べていた。
しかし、勤務先の女性経営者は、藤崎容疑者がてんかんの症状を持っている事も知らなかったし、辞めさせてほしいとも伝えられていないと言っていた。

藤崎容疑者は、自身のてんかんの症状のために車の運転や仕事のことで思い悩んでいたに違いない。
暴走を始める前に、最初にタクシーに追突し、その後バックしてから猛スピードでタクシーを追い抜いていったという。
彼は、最初に車を当てたときに「ああ、もう終わりだ」と思い、カーっとなりパニックを起こしたのかもしれない。

私は、ふと平成17年のJR福知山線脱線事故を思い出した。
この時の電車の運転手は、日勤教育と称すJRのいじめまがいの指導教育を受けていて、電車のホームへの到着の時のオーバーランをしないように強く指導されていたという。
そして脱線事故を起こす前に伊丹駅で70mもオーバーランし、。予定よりも1分30秒も遅れてしまうというミスを犯している。
その遅れを取り戻すためか、制限速度70kmのカーブに116kmで突っ込み脱線事故を引き起こしてしまう。
この時のJRの運転手も大幅にオーバーランをしてしまい頭の中が真っ白になってパニックになったのだろうというのがおおよその専門家の見方だった。
藤崎容疑者とJRの脱線事故の運転手、この2人の事故の時の心理が、私にはとても似ているように思えてならないのだ。

しかし、なんの罪もない方の命を奪っていった藤崎容疑者の罪は言い逃れようのないものだ。
このたびの大事故で、犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りします。
by k2hair | 2012-04-18 07:57 | Trackback | Comments(0)

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