歌うことが嫌いな歌手 スティーリー・ダン
2011年 07月 11日
しかし、バンドとして活動していたのは最初の方だけで、後半はドナルド・フェイゲン(ヴォーカル・キーボード)とウォルター・ベッカー(ベースまたはギター)の二人にあとは、スタジオミュージシャンを使って、レコーディングやライブをこなしてました。
ドナルド・フェイゲンといえば、今やスティーリー・ダンの代名詞なのですが、彼はもともとヴォーカルが本職ではなかったのです。
彼は、自分がヴォーカルをとることをとても嫌がっていたのです。
人前に出るとあがる性格だったようで、デビュー当初のバンド形態の頃には、デイヴィッド・パーマーという楽器を持たないヴォーカルもいました。
「Reelin' In The Years 」でヴォーカルをとっている彼は本当に嫌そうに歌っています。
どうですか、嫌そうでしょう。
しかしこのバンドの面々、本当に個性的です。
陽気なジェフ・バクスター(ギター)と陰気なデニー・ダイアス(ギター)の対象的な二人のギタリストも見物です。
このジェフ・バクスターの経歴も変わっていて後にドゥービー・ブラザーズに加入し、今はなんと軍事アナリストだそうです。
その後、ドナルド・フェイゲンのあがり症は、サングラスをかけることで克服したようです。
2006年のスティーリー・ダン、年をとりました。