道場の神様
2011年 06月 13日
少年剣道の子供達の練習が終わり、私ともう一人の先生と二人稽古をしようと思っていたら、出稽古にもう二人の方が来て下さいました。
この日は、一般の部の稽古はやっていなくて、体育館開放の終了の時間まで、私ともう一人の先生だけで二人で稽古をしようと思っていたのです。
せっかくよそから二人の方が来てくださったのですから四人で稽古することにしました。
稽古は、学校の体育館を借りてしております。
体育館の夜間開放は、半面づつの貸し出しになっていて、私達少年剣道の団体と、もう一組大人のクラブチームの団体の方たちが借りておりました。
少年剣道の方が先に始まるので、私達の当番が体育館の鍵を公民館に取りに行って、鍵を開けます。
あとから来られるもう一方の団体の方が、鍵をかけて公民館に返すというのが、今までの慣例でした。
少年剣道の子供達の練習が20:30頃終わり、子供達がモップや雑巾がけをして帰っていきます。
残った大人4人で、稽古をしました。
もう一方の団体の方たちが、練習を終わられたようなので、鍵をかけるのを待たせてはいけないと思い、私達も急いで稽古を終わり片付けて先に帰ろうとしました。
すると、一人の方が「剣道は、掃除もしないで帰るのか?」と聞いてこられました。
20:30に少年剣道の子供達の練習が終わった時点で掃除は済んでいる事を伝えました。
すると、「子供だけに掃除をさせておいて、大人はそのまま帰るのか?」と強い口調で諭されました。
剣道は、面の下に頭に手拭いを巻きつけているのと剣道着じたいが、非常に汗をよく吸う素材でできているので、汗がポタポタ床に落ちる事はまずありません。
ですが、私達はもう一度モップがけをしました。
私達の方が遅く終わったので、戸締りをして公民館に鍵を返しに行きました。
子供達は必ず掃除をして帰るので、このようなことを指摘されたのは初めの事でした。
しかしよく考えてみると、今まで子供達だけに掃除をさせておいて、我々大人の残り稽古のあとには掃除をしてきませんでした。
そのことに何の疑問も持っていなかったのですが、他の方に指摘され初めて気が付きました。
「トイレの神様」と言う曲では、トイレをきれいに掃除するとべっぴんさんになれると歌っていました。
「道場の神様」がもしいるとすれば、稽古のあとに毎回きちんと掃除を続けると、今までよりももう少し剣道が上手になれるのかもしれませんね。