神々しい御池岳
2019年 02月 19日
2月18日に、鈴鹿山脈の最高峰の御池岳に登ってきました。
御池岳には今まで何回も登っているのですが、積雪期に登るのは初めてです。
国道306号線を多賀大社前から三重県との県境の鞍掛トンネル方面に向かいます。
大君ケ畑(おじがはた)の集落を過ぎると、2つの看板が。
左は「全面通行止」、右は「この先通行止」で、右の看板に従い自己責任で通させてもらいます。
鞍掛橋の手前の林道が登山口への入り口です
国道はこのすぐ先で何年も全面通行止めになってます。
土砂崩れで、昨日も道路の法面工事をやっているのが山の上から見えました。
林道を入ってすぐに大きな土のうが積んであって、林道を通せんぼしていますが、ハシゴを登っていくと
土のうの左側にちゃんと道があります
荒れた林道を進み
橋を渡り
登山口に着きました。
ロープのある急斜面を登っていきます。
この道は鉄塔の巡視路になっていますので、一般登山道とまでは言えませんが、それなりに整備されています。
1つ目の鉄塔
2つ目の鉄塔
ちゃんとした道があるのはここまでです。
ここから急峻な尾根を登っていきます
雪が出てきました。
ここで12本爪のアイゼンを装着しました。
杉の植林が終わり、自然林になりました
駐車地から1時間15分で、一般登山道の鞍掛尾根に合流しました
晴天で素晴らしい景色です
振り返ると左に霊仙山、右に伊吹山が見えます
ここから上の方の木には、びっしり霧氷が付いています
霧氷のプロムナード
霧氷のかけらがいっぱい落ちています
雪庇ができています
登ってきた霧氷の鞍掛尾根を見下ろす
霧氷が成長した物
山では「エビの尻尾」と呼びます
1つ目のピーク鈴北岳に到着
モンスター級のエビの尻尾
御池岳の最高峰の丸山にこれから向かいます
日本庭園と呼ばれる場所
庭園の石が半分雪で埋もれています
霧氷のアート
キレイです
鹿の食害から守るために、根元にネットが巻かれています
御池岳の最高地点の丸山(標高1247m)に着きました
丸山から10分ほどで、山上台地の崖っぷちにある「ボタンブチ」に寄りました
約500m下に切れ落ちています
ボタンブチからみる「天狗鼻」
次に、御池岳で2番めに高い奥ノ平(標高1241m)に登りました
奥の平から最高点の丸山に戻り、行きとはまた違うルートで鈴北岳に戻りました。
御池岳はテーブルランドと呼ばれるだけあって、頂上部は山上台地になっています。
ですので、天気が良ければどこでも歩けます。
ただし整備された夏道は、雪の下に埋もれています。
広い山上台地は緩やかな起伏があり、似たような景色がたくさんあり迷いやすいので、ガスっている時は注意が必要です。
見上げれば、青空をバックに霧氷が映えます
名残惜しいのですが、鈴北岳に戻って御池岳に別れを告げ来た道をもどりました
鞍掛尾根までに急な取り付きがあるので、12本爪のアイゼンを装着したのですが、オーバースペックで、軽アイゼンを携行しなかった事が悔やまれました。
山上台地では2回ほど膝ぐらいまで雪を踏み抜きました。
ワカンを持っては行ったのですが、結局使いませんでした。
冬の御池岳はまるで神様が棲んでいるのではと思うぐらい神々しいばかりに美しい山でした。
冬の晴天の日に来年も訪れたいと思いました。