モネの池だけじゃもったいない(その2 巨大株杉の森 編)
2017年 07月 13日
モネの池からさらに北に移動し、昨年行かなかった「21世紀の森公園」の奥の蕪山の登山道にある巨大杉を観賞しに行きました。
巨樹鑑賞は、私のマイブームで最近ハマっております。
「21世紀の森公園」の巨樹は「株杉」と言って樹齢500年ほどの株立した大きな杉の巨木です。
株杉とは、この地域で根元が非常に太く、そこから枝分かれした幹が何本も出ている杉の木のことです。
数百年もの間、人間が幹を切って収獲しては萌芽更新を繰り返した結果できた大木なのです。
ですので、株杉は天然の杉ではなく人間と自然の合作で出来た巨大杉なのです。
昔の杣人の信仰があったのか、株杉を祀る祠がありました。
「21世紀の森公園」の駐車場の所に株杉の看板があります
その先の車道から「株杉の森」と書かれた看板から遊歩道に入ります
巨大株杉群をご覧下さい
巨大な株杉は恐竜のようで、まるでジュラシックパークに迷い込んだような不思議な景色です。
下の写真は、私が京都の小野村割岳を登山した時の樹齢1000年前後の「伏状台杉(ふくじょうだいすぎ)」と呼ばれる巨大杉です。
小野村割岳の巨大杉は樹齢が古いので、老支幹が枯死している木も多かったです。
「21世紀の森公園」の株杉はまだ樹齢500年ほどで、太い幹から株別れした枝も元気に育ってました。
駐車場から歩きだして、「株杉の森」を時計と反対周りに一周して駐車場まで戻って30分ぐらいの短いコースです。
パンプスでは無理ですが、遊歩道はよく整備されているので、登山靴でなくてもスニーカーなら大丈夫です。
駐車場から株杉の森に向かう道路沿いには紫陽花がたくさん咲いていました。
「モネの池」に向かう「あじさい街道」の紫陽花はすでに盛りを過ぎていましたが、「21世紀の森公園」は標高が400m以上あるので、ここの紫陽花はまだキレイでした。
ここは京都の北山のようにしんどい思いをしなくても楽に巨樹群に出会えるのでおすすめですよ!
21世紀の森公園のグーグル・マップ
岐阜県関市板取2340
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