天国みたいな山 若狭駒ヶ岳
2017年 06月 21日
ここは、わたしのお気に入りの山で、最近毎年登っています。
滋賀県高島市の旧朽木村の木地山からも登れるのですが、そちらは沢を何回も渡渉しなくてはいけないので、初心者の嫁さんを連れて行くのはムリなので、1番楽チンな福井県若狭町の森林公園の跡地から登りました。
福井県若狭町の国道303号線の「道の駅若狭熊川宿」から県道130号線を西に5km進みます。
この道は建設中の河内川ダムで以前の道が水没するために新たにキレイな道ができています。
河内川の谷を白いウツギの花が埋め尽くしています。
残念ながらダムが完成すると水没してしまいます。
県道が終わるとこダートの林道になります。
この道の運転がかなり大変なのです。
4WDのSUV車なら大丈夫ですが、尖った石もいっぱい落ちているし、タイヤのライン取りに注意しないと車の下を打ち付けるぐらいの悪路なのです。
3.5kmの林道を慎重に進み、ようやく森林公園の跡地に着きました。
森林公園は、河内川ダムの建設工事によって何年も前から休業していて今は無人です。
これから登る若狭駒ヶ岳が見えます
森林公園から若狭駒ケ岳へは林道を右に進みます
去年は無かった若狭町が設置した標柱がいくつかありました
ここにもウツギが咲いています
トイレが見えてきました
トイレの向かい側の左の山道に入ります
最初は杉林です
すぐに美しい自然林になります
荒れた林道を3回横切ります
その後、真っ直ぐ道があるのですが、正しいルートは尾根の中心から外れ、尾根の右寄りに進みます。
よく見ると、右側にテープの印があります。
シダの生える窪地を進みます
大きな木が倒れて行く手を阻んでいますが、左横を通ります
さらに進んで左の尾根に上がります
尾根に乗ると右に進みます
かつては森林公園が整備した階段状の登山道があったのだと思います。
今は、階段の木は朽ち果ててありません。
めっちゃいい感じの森です
滋賀県と福井県の県境にある高島トレイルに合流しました。
若狭駒ヶ岳へは右へ行くのですが、ブナの巨樹群を見るためにいったん左の池原山方面へ行きました。
サワフタギの花が咲いています
ヤマボウシが咲いていました
足元には、可愛らしいコナスビが
めっちゃ大きなサルノコシカケ
大きなブナが現れてきました
ブナのプロムナードです
この辺で引き返して、森林公園からの分岐に戻りました
ここから山頂はあとひと踏ん張りです。
若狭駒ヶ岳の山頂(標高780.1m)に着きました
目の前には琵琶湖、左の方に滋賀県最高峰の伊吹山が見えます
ところで、この美しい山にオフロードバイクのタイヤの傷痕がありました
タイヤで掘られてルートが削られてしまいます。
バイクの方にお願いします。
オフロードバイクで走るのは林道までにしておいて下さい。
登山ルートは、バイクではなく歩いて美しい森を堪能して下さい。
若狭駒ヶ岳はまるで森の妖精が棲んでいるような天国みたいな山です。
高島トレイル以外のルートはあまり歩かれていません。
この美しい山がいつまでも残っていてほしいものです。