湖西線を守れ!
2016年 12月 23日
滋賀県の主張する敦賀ー米原ルートや、京都府の主張する敦賀ー小浜ー舞鶴ー京都ルートは却下されました。
敦賀ー小浜ー京都ルートに決まったことで滋賀県にとってはさらに災難なことに、JRは湖西線が北陸新幹線の並行在来線になると言うのです。
並行在来線とは、整備新幹線が開通した路線と並行する在来線の事で、過去に整備新幹線のほとんどの並行在来線がJRから切り離されることになり、やむを得ずに各県が運営する第3セクターへとなっています。
第3セクターになることで、他府県とをまたぐ路線が極端に少なくなったり、運賃が上昇したり、路線の本数が激減して地域に住んでいる人は大変困ることになります。
上の図のように、北陸新幹線の敦賀ー小浜ー京都ルートは滋賀県を全く通りません。
新幹線の通る小浜駅と滋賀県を通る湖西線の線路との距離は約27kmも離れています。
JRの主張する、湖西線が北陸新幹線の並行在来線になるという言い分にはかなり無理があると思うのですが・・・
他府県を通る新幹線のために滋賀県の在来線が切り捨てられるのは湖西線を利用する人にとっては理解できないことだと思います。
北陸新幹線の敦賀ー小浜ー京都ルートが開通するのは、今から約30年後。
その時まで、私は生きているかどうかわかりません。
湖西線は比良連峰からの強風でよく通行止めになります。
しかし、琵琶湖近くを通り、その車窓からの眺めは特筆モノです。
時短が大義名分の新幹線だけではなく、時間はかかっても風情があって魅力的な湖西線をぜひとも後世に残していってもらいたいものです。