天からの警告?
2016年 11月 23日
驚いたのは、最大震度が震度5弱程度の地震でも津波が発生することもありえるという事です。
写真は、昨日の宮城県多賀城市の砂押川で見られた津波
白波を立てて津波が川を逆流しています
東日本大震災から5年半経って、被災地以外の多くの人々は津波のことを忘れかけていたのではないかと思います。
幸いなことに、今回の地震では亡くなった人はいませんでした。
もし地震の震度が5弱ではなく、震度6以上の地震になっていたらどうなっていたかは分かりません。
ニュースの映像を見てわかったことは、海岸の堤防の工事がまだ終わっていない所がまだたくさんあるという事です。
本当は、一刻も早く完成しなくては行けない工事なのに未だにこんな状態だったとは・・・
東京オリンピックが決定して、多くのゼネコンが震災復興の工事よりもオリンピックの方へ事業のシフトを変更したそうです。
その理由は、オリンピック事業の方が、復興事業よりも儲かるからです。
メインスタジアムの建設費問題や小池知事の誕生によって判った事は、東京オリンピックの工事って普通では考えられないぐらい高額な建設費がまかり通る世界だという事です。
いわゆるオリンピック特需というやつですね。
私は昨年被災の宮城県地石巻市を訪れた時に、被災地の復興が全然進んでいないのを目の当たりにしました。
市街地の近くではわからないのですが、海の近くではホンマにまだまだですよ。
津波の被害がまた起こる可能性はいつでもあるのです。
一日も早く海岸や川の堤防を完成させないといけないのです。
オリンピックよりもそのほうが絶対に先なんですよ。
本当に待ったなしなのです。
今回の津波の現象は、「早く堤防の工事をしなさいよ」と言う天からの警告だったかもしれません。