卓球女子 隻腕のオリンピアン ナタリア・パルティカ
2016年 08月 13日
団体戦の3試合目はダブルスです。
日本は福原愛と伊藤美誠のコンビで、ポーランドはカタジナ・グジボフスカとナタリア・パルティカのコンビです。
驚いたことに、ポーランドのナタリア・パルティカ選手は隻腕の選手だったのです。
彼女は、生まれつき右腕のひじから先がないのですが、サーブの時は右肘に球を乗せてトスをして打ちます。
私は、今まで彼女のことを知らなかったのですが、アテネと北京とロンドンとのパラリンピックのシングルで3連覇をしていたそうです。
健全者の大会にも出場していて、リオだけではなく北京やロンドンのオリンピックにも出場しているそうです。
彼女は、パラリンピックとオリンピックの両方に出場した世界で最初の卓球選手なのです。
ロンドンオリンピックのシングルでは、2回戦でデンマークのミー・スコフ選手を破ってオリンピック初勝利を果たしています。
ナタリア・パルティカ選手の言葉
「何かを成し遂げたいと思うならば、人より少し一生懸命やるだけだ。
障害があるからといって、世の中が終わるわけではない。」
リオオリンピックでは、個人戦の出場はなく、団体戦も敗退したのでナタリア・パルティカ選手のオリンピックは終わりました。
オリンピックの後のパラリンピックでのナタリア・パルティカ選手の活躍に注目します!