登山日和の雪の綿向山
2015年 02月 17日
昨日、霧氷を見るために、滋賀県日野町の綿向山に登ってきました。
綿向山は鈴鹿山脈の山で、夏は血を吸うヤマヒルがいるのですが、冬は霧氷ウォッチングで人気の山です。
私もここ数年は冬にしか登っていません。
林道が雪のために、冬は登山口まで車では入れません。
御幸橋の冬期駐車場に車をとめました
駐車場の場所は↓
林道を1kmほど歩いて登山口に着きました。
ここから綿向山に登るのには、表参道コースと水無山北尾根コースがあるのです、表参道コースを進みます。
意外なことに登山口周辺では雪が少なかったです。
ただ、道がカチカチに凍っていて軽アイゼンを装着してガリガリと雪を踏みながら進みます。
2合目あたりから雪に覆われてきました。
綿向山は、登山口からは10刻みで1合ずつ表示があるのでペース配分がしやすいです。
3合目近くにある「あざみ小舎」
壁がないので、寒くて泊まれませんね(笑)
5合目の避難小屋、ここなら泊まれますね
ここは展望もよく、「近江富士」と呼ばれる三上山が遠くに見えます
7合目に着きました
行者堂があります
7合目からは夏ルートは登山禁止です
尾根を直登する冬期ルートを進みます
ここからが、冬の綿向山の核心部です。
ズリ落ちそうになる急斜面をハの字にステップを蹴り込みながら登っていきます。
歯を食いしばり、しばらく修行のような登りを頑張ると綿向山山頂(1110m)に着きました。
麓から山頂を見上げた時には頂上には雲が掛かっていたのですが、山頂についた頃にちょうど晴れてきました(ラッキー)
左に伊勢湾も見えます
先程まで曇っていたので、霧氷もなんとか溶けずに残っていました。
霧氷の向こう側には、鈴鹿山脈で2番目に高い標高1238 mの雨乞岳、少し右には「鈴鹿のマッターホルン」と呼ばれる鎌ヶ岳も見えます。
素晴らしい眺めで、肉眼では、遥か遠い御獄山や乗鞍岳も見えていました。
が、安物のコンデジで撮った写真では写っていませんでした(;_;)
昨日は、年に何回あるかという好天に恵まれました。
ず~っと去りがたい絶景だったのですが、午後から嫁さんとランチの約束をしていたので、急いで山を下りました。
先日、綿向山で遭難してヘリで救助された人がいたのです。
山頂から鳥居をくぐって夏道を下りて、その後、誤って水無山のコースに入ってしまったそうです。
このコースはアイゼンも効かないぐらいの危険な斜面があるそうです(;゚Д゚)!
雪の綿向山は、冬期ルートを歩きましょう!