親孝行??
2014年 09月 17日
その仏像とは、国宝の如意輪観世音菩薩半跏像なのです。
絵葉書を買って(200円)それをスキャンしました。
以前にテレビで紹介されたそうで、父がこんなきれいな仏さんは見たことがないと言っておりました。
この願徳寺は、紙の地図にも載っていません(ネットの地図では載ってます)
なにしろ、京都で1番小さな拝観寺院なのだそうです。
すぐ左隣に花の寺として有名な「勝持寺」には桜の頃に行ったことがあったのですが、「願徳寺」はノーマークでした。
門前の階段を上がっていくと・・・
あれま(驚) 門が閉まっています。
「インターホンを押してください」と書いてあるので押すと、
「普通の寺院ではなくて仏様を拝観するだけですが、いいですか?」
と、聞かれます。
当方、その仏様を拝みに来たのでもちろんそのつもりである旨を告げると、
「どうぞ、中にお入りください」
と、言われ入りました。
なるほど、小さなお寺です。
庫裡とお堂がひとつあるだけです。
拝観料1人400円を納めます。
300円で父の朱印帳にも書いてもらえました。
自分でお堂の引き戸を開け、自分で照明のスイッチを入れて仏様を拝みます。
写真を撮ることは禁じられています(1万円の罰金と張り紙がしてありました)
中央に「如意輪観音菩薩半跏像」(国宝)
左に「聖徳太子二歳像」(京都府文化財)
右に「薬師瑠璃光如来」(重要文化財)
と、素晴らしい仏像が拝めます。
父は満足したようです。
その後嵐山で恐ろしい程の数の観光客を眺め、清滝を経由し数年ぶりに会ったという父の友人に会いました。
二人の立ち話を聞いていると、父が先月80歳になったことを初めて知った親不孝者です。
その後狭~い道を通り、昨日のブログに掲載した棚田の里に行きました。
当初計画していたお蕎麦は食べることができず、本当に幻のそばとなりました。
帰りは国道(酷道?)477号で周山・花背峠を経由して百井という集落を通過し、大原と途中峠の間の鯖街道に出て、琵琶湖大橋を渡り帰ってきました。。
その途中で京北そば「みこく」という店を見つけ入ろうと思ったのですが、営業は土日だけのようで、祭日でも月曜日はお休みでした。
結局父が「もういい」と言うので、飲まず食わずで帰ってきました。
百井別れから百井に向かう国道は、まさしく酷道でチョ~狭くて、車ごと後ろにひっくり返りそうなぐらいチョ~急な登り坂でした。
私は何回か通っているのでわかっていたのですが、父はビビっていたようです。
念願の仏像には出会えたのですが、強烈な酷道を連れ回し他たあげく、食事にもありつけずに親孝行したのかどうだったのかは・・・
宝菩提院 願徳寺
京都府京都市西京区大原野南春日町1223-2
TEL 075-331-3823
拝観時間 9:30~16:30(2月は要予約)
拝観料 400円