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巨大与党

数の力というのは怖いものです。
どんな法案でも通っちゃうのですから・・・

昨日、特定秘密保護法案が成立しました。
参議院での採決前に退席した民主党が再び議場に戻るというパフォーマンスを演じたのですが、あんなことをするぐらいなら持久戦を覚悟で牛歩戦術をした方が、強烈に抵抗したという印象も強く残るでしょう。

FNNの世論調査では、この法案を今の国会での成立にこだわらずに、慎重に審議するべきだと考える人の割合が82.5%で、この国会で成立させるべきと思う人は12.8%と、急ぐべき法案でないと思う人が圧倒的に多いのです。

それにしても、今回の特定秘密保護法案の審議の時間が短すぎますね。
衆議院ではたった45時間、参議院でもその半分以下のたったの22時間・・・
参議院では衆議院の審議時間の7割ほどを費やすのが通常なのですがね。
小泉内閣の時の郵政民営化関連法案の時は、120時間だったのですから今回の審議の時間の短さは異例ですね。
この法案が国民生活に及ぼす影響は、郵政民営化関連法案の比にならないぐらい重要な事だと思うのですが・・・

うがった見方をすれば、この法案の実態を国民がよく分からないうちに通しちゃおうとでも思っているのかと勘ぐってしまいます。
多くの国民は、この法案の実態もよく分かっていないし、担当相の森雅子大臣自体がちゃんと理解しているのでしょうかね。
この人の答弁もしどろもどろだし・・・
そもそもこのような重要な法案を通常国会ではなく、臨時国会で通してしまおうと思う事自体疑問を感じます。

この法案によると、どこまでが秘密になるのかも秘密なのだそうです。
例えば、どこかの原発で放射能漏れの事実があっても、それも隠蔽される恐れがあるのです。
政府にとっては万能の法律で、何でもアリなのです。

国民は次の選挙まで、政治での数の力がどういう結果をもたらすのか、しっかり記憶しておかなくてはいけません。

願わくば、安倍さんが東条英機にならないことを祈るのみです。
by k2hair | 2013-12-07 08:37 | Trackback | Comments(0)

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