静寂の池 水舟の池
2013年 03月 28日
鈴鹿山系で最大の池だそうです。
この池を目指したのは3回目です。
最初は、10年以上前に山の会に入っていた時に佐目子谷からこの池を目指したのですが、時間切れでリタイア。
去年にも銚子ガ口岳に登ったのですが、その時に先に登った3人組が水舟の池を目指したが見つけられなかったと言っていたのでちょっと探したのですが、私もわかりませんでした。
その時の3人組の人達は「水舟の池を探すのは3回目だったけどダメだった」と言っていました。
今回は十分に下調べして行ったのと、最近スマートフォンに代えたのですが、「地図ロイド」と言うアンドロイド専用の自分の居場所が地図上で解るアプリを入れて万全の体制で臨みました。
登山口は、旧永源寺町の一番奥にあるのですが、途中で見た永源寺ダムのダム湖が今まで見たことのないエメラルドグリーンでした。
登山口から頑張って登ってまず銚子ヶ口岳の東峰に着きます。
ここまで一般コースタイムで2時間半かかりますが、裏技で1時間以上短縮して登りました。
山の上は凄まじい風が吹いています。
次にすぐ近くの三角点のある銚子ヶ口岳本峰。アレッ、字が消えていますね。
この先からはあまり人の入らないバリエーションルートになりますが、このように気持ちのいい尾根道の部分もあります。
所々、このようにまだ雪も残っています。
西峰に着きました
途中、永源寺ダムが見えました
大峠が見えました。広く開けた、気持ちのいいところです。(風さえなければ)
大峠にある花はアセビでしょうか?
目指す水舟の池は、大峠から西側にあります。
大峠から8分ほどで、幻の池の水舟の池にようやく着きました。
稜線からはずれているために風もなく、ただただ静かです。
とても高い山の上の池とは思えません。
帰りに足を延ばして、南峰に寄りました。
ここは縦走路から外れているのですが、銚子ヶ口岳の中で1番眺めがいい場所です。
まさに鈴鹿山脈の展望台です。
真ん中にイブネ、右奥に鈴鹿山脈第2の高峰雨乞岳が「見えます。
まだ、雪がたっぷり残っていますね。
帰りは同じ道を帰ろうとしたのですが、バリエーションルートで踏み跡が薄いのと、雪で道が隠れていたり、同じような高さの山やいろいろな尾根が派生していて様々な踏み跡があり、帰り道を見失いました。
こういう時のためにダウンロードした、スマートフォンのアプリの「地図ロイド」で自分の居場所が判り、なんとか縦走路に戻れました。
山を舐めてはいけません。
この日は誰にも会わず、風さえなければ静かな山行が楽しめました。
3度目の正直で、ようやく幻の水舟の池を見つけることができて満足でした。