「ゆりちかへ ママからの伝言」を見た
2013年 01月 30日
ロシアからの帰国子女の亮太(田辺誠一)と結婚した晃子(常盤貴子)は、妊娠中に癌が見つかります。
晃子の母(十朱幸代)は、出産をあきらめ癌の治療に専念するようにすすめるのですが、晃子は治療よりも子供を産むことを優先します。
出産のあと晃子は余命半年の宣言を受けます。
晃子は、残された時間で「娘への伝言」を残すことを決意します。
それは、晃子が母としての自分から娘のゆりあに思いを綴った本を作るということでした。
晃子は、娘が大きくなった時にはもう自分がいないという事を受け入れ、母としてこれから生きていく娘のために、「おしゃれは大事な事よ」とか、「大人にも間違えることはあるのよ」とか・・・ゆりあへの伝言を書きとめていきます。
晃子は本として出版しようと、母の反対をきかず病をおして書き続けます。
癌のために手が動かないときにはテープに声を吹き込んでまで…。
ようやく晃子の本「ゆりちかへ ママからの伝言」は完成し、やがて晃子は天に召されます。
ゆりちかというのは、「ゆりあ」のロシア語読みだそうです。
ドラマは、娘のゆりあが6歳になって、しっかり者のゆりあがお父さんを叱咤しながら生活しているところで終わります。
このドラマは実在の話で、晃子の夫はドラマでは帰国子女の設定でしたが、本当はロシア人の男性だそうです。
番組の最後に、小学校に上がったハーフのゆりあちゃんの映像も紹介されていました。
主演の常盤貴子さんは、今放送されているTBSのドラマ「とんび」でも事故で亡くなってしまう母の役を演じていました。
常盤さんもすっかり母親役が板につく女優さんになったのですね。