ドキュメンタリードラマ 「ヨメとダンナの493日~おもろい夫婦の“がんフーフー日記”~」
2012年 03月 06日
二人が知り合ったのは大学時代、お互い二十歳の時に知り合った男と女同士の親友のような関係だった。
卒業後、ダンナは東京で就職し川崎市で暮らし、ヨメは福島県いわき市の実家に帰っていた。
その間、ダンナは恋愛関係の相談の電話を夜中にヨメに掛けたり、ヨメの家で手作りの餃子をご馳走になるなどの関係が続いていた。
ヨメが1番大切な相手であることに気がついたダンナは、プロポーズしようと決意する。
上手く言葉で伝えられないダンナは、原稿用紙10枚に殴り書きのように一気に書きとめ、いわき市の居酒屋にヨメを呼び出し手渡す。
その手紙を読んだヨメは、大粒の涙を流し「うれしいと」。
長年の友人関係だった2人が入籍したのは2009年3月二人が37歳の時だった。
まもなく妊娠が判明するが、9月に妻の腸にがんが見つかった。
ダンナは、友人たちとの交流のために「がんフーフー日記」というブログを始める。
出産前、ヨメは「ハハになる前の最後の日の手紙」をダンナに渡す。
ヨメから渡された手紙にダンナはそれ以降はげまされる事になる。
予定日より2ヶ月早く帝王切開で長男を出産する。
そして、手術でがんを切除、人口肛門を取り付けるものの体調はどんどん悪化。
抗がん剤治療の副作用に苦しむ日々。
ヨメはの希望で故郷のいわき市の病院に転院する。
そんなヨメを励まそうと友人達は、嫁を励ますフェスティバル、略して「ヨメハゲフェス」を催す。
ヨメとダンナはいわき市の公園で結婚式のようないでたちで多くの友人達に祝福される。
ヨメの病状がどんどん悪化していく中、ダンナは会社をやめヨメのいるいわき市で看病することに。
ダンナの東京での送別会のあと、いわき市に向かう高速バスの中でヨメが亡くなったメールが届く。
実際の映像も交えながら、たった493日間の短い夫婦生活をドキュメンタリードラマで再現した。
辛い現実を懸命におもしろく生きようと努力した夫婦を演じた、岡田義徳、野波麻帆の夫婦の演技も良かったです。
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