日本海海戦 「坂の上の雲」   

2011年 12月 26日
スペシャルドラマ 「坂の上の雲」が終わった。
毎年暮れの12月に足掛け3年にわたって放送されてきた。

最終回の「日本海海戦」は、戦闘シーン非常に迫力があり見ごたえがありました。
日本の連合艦隊は、主人公の海軍参謀 秋山真之の天才的な作戦で歴史的な大勝利を収める。
ロシア側の戦艦や巡洋艦は、沈没もしくは自沈、残る艦も戦闘不能になるなどすべての艦を失ったのに対して、日本側は、わずかに水雷艇3隻を失ったのみで、ほとんど無傷であったと言っていいほどの大勝利であった。
秋山真之のたてた作戦は11段構えであったが、その7段目のところでロシア海軍が降伏した。

私が印象的だったのは、ロシア側の司令部が、戦車の車内のように鋼鉄で守られた視野の狭い部屋の中で指揮していたのとは対照的に、東郷長官をはじめ日本側の司令部は、危険な甲板にずっと身をさらして指揮を執っていたという事だ。
ロシアの司令長官は自ら乗る艦が戦闘不能になったとき、負傷しながらも艦の上に上がった。
その時、ロシアの艦隊がほぼ全滅した事を初めて知る。
視界の狭い鋼鉄の室内では、戦況がよく判らなかったのであろう。

甲板では、敵の砲がどんどん飛んできて廻りの人が次々に倒れていく。
しかし、司令長官 東郷平八郎は、甲板を離れない。
虎穴に入らずんば、虎子を得ずということわざがあるが、危険を冒さないと勝利を得ることはできないという事を東郷は悟っていたのだろう。
東郷平八郎が後に名将であり英雄といわれた由縁であろう。

秋山真之は、降伏したロシアの艦に乗り込む。
そこで自らのたてた作戦によって多くの死者が出たことを目の当たりにする。
晩年の真之は、その事をずっと気に病んでいたようだ。
そして49歳でその生涯を終える。
盲腸をこじらせた事による腹膜炎が原因であった。
真之の最期の言葉は「みなさん、いろいろお世話になりました。これから独りでゆきますから」だった。
世界の海軍史上、希に見る天才の早すぎる死であった・・・

主人公を演じた本木雅弘は、このドラマに集中するために、3年間他の一切の役を断ってこの役を演じたそうだ。
今回の演技で、アイドルのシブガキ隊だったことを忘れるほどの本当に凄い俳優になったと思いました。

最後に、このドラマを非常に格調高いドラマにした要因のひとつに、渡辺謙の抑えのきいた渋いナレーションによる所も大きかった事を付け加えたい。

by k2hair | 2011-12-26 09:09 | ドラマ | Trackback | Comments(0)

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