全日本剣道選手権大会   

2011年 11月 05日
11月3日に日本武道館にて日本の剣道界の日本一を決める、全日本剣道選手権大会が行われた。
神奈川県の高鍋選手が昨年に続き2連覇を果たし優勝した。
全日本剣道選手権大会大会を連覇する事は非常に難しく過去に達成したのは、宮崎正裕さんが1990-1991年と1998-1999年に2度達成しただけである。
宮崎正裕さんの優勝回数6回は歴代最多優勝回数である。
今回の大会で高鍋選手は、かなり充実した稽古を積んできたようだ。
自信に満ちた表情は、厳しい稽古を積んだ表れだったのだろう。

某掲示板で今回の判定についてのさまざまな批判があった。
剣道の試合は3人の審判で判定を行い、2人以上が有効打突と判断すれば1本となる。
3人で審判する理由は、3方向から判定することで誤審をなくすというのが大きな理由だ。
肉眼で見ると有効打突が入ったように見えていてもスローモーションで見るとまったく外れていることもあるのです。
しかし、1番近く見ている審判の旗が2本以上挙がれば1本となる。
全日本剣道選手権大会の上位に上がってくる選手の竹刀さばきは非常に早い。
これを肉眼で見極めるのは非常に難しい。
実際、高鍋選手と学生で唯一上位に上がった早稲田大学の西村選手とのお互いの面と面の勝負は旗が2本と1本とに分かれるという際どい勝負だった。
スローモーションで見てもどちらが早かったが分からないぐらいの勝負だった。
しかし、打突の後に先に残心の構えをとったのは高鍋選手だった。
残心とは、打突のあとも相手に対してさらなる攻撃の構えを見せる事である。
世界最速の面打ちと言われる高鍋選手に対し、相面(あいめん)で勝負を望んだ西村選手の勇気も素晴らしかった。

上位に上がる選手に共通する事が判った。
それは有効打突になろうがなるまいが、邪念を捨て渾身の一撃を放ち、あとはしっかり残心をとる。
それこそが真の1本となる近道になる。
この、自分を捨てきった攻撃こそが1番大事だということ。
今の自分との違いがよくわかった。

日本を代表する選手達の素晴らしい試合を見せていただきました。

by k2hair | 2011-11-05 08:21 | 剣道 | Trackback | Comments(0)

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